漆器の旅
お手伝いに来てくださった方たちと古材レスキューのため、近所の蔵に入らせてもらおうと歩いていると・・・なにやら災害ゴミを搬出しているのおたくを発見。
気になるものが並んでいる予感・・・軽トラックを持ってるのでお手伝いしますよ&捨てるなら!と声をかけました。
納屋が被災し、中に入っているものを搬出している最中。「いるなら持って行って」と快く言ってくださいました。
大量の漆器の箱を眺めながら、
「輪島塗りかあ・・・たくさんあるからなあ」
と器を並べて見てみると、なんともステキ・・・。
よくよくお伺いすると、この器たちのほとんどはお隣の輪島市門前からやってきたもののよう。
普段は数を絞っていただくわたしたちですが、もしかしてこれがゴミになるのかもしれないと想像するとどうしても心が痛み、許される限り譲りうけました。
「学校給食に使えないかねえ」
「でも食洗機で洗えないと厳しいかな」
などと話をしていると、福岡からお手伝いに来てくださっている小学校の先生が
「家庭室ならおけるかも。福岡では輪島塗りって見たことがないけん、小学校に送りたい」
と言ってくださいました。
「じゃあ、単に送るだけじゃあなくて、富来の小学校と協力できないかな」
「お互いの地域を紹介するような交流の授業をしよう」
などなど、さまざまな話でもりあがりました。
門前から富来にやってきた輪島塗り。次は福岡への船出かな。